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ヨコの思考ベクトル

犬と暮らしていると犬の言葉がしだいに理解できるようになるものだ。
犬は犬でヒトの言葉を理解できるようになる。

こうしてお互いに思考のキャッチボールができるようになると世界は広がる。 そう、ネットワークに接続されたコンピューターみたいにね。

犬とヒトの思考で社会を見ると普段は見えないものが見えてくる。(いや、臭ってくるといったほうが的確か?)

ヒトの常識はいかにしてヒトによって洗脳されてきた結果のものであるとか、ヒトの社会がなんて幼稚なシステムで構成されているかとか、言葉はヒトを縛り付ける十字架だとか…そういうことがだ。

しかし。犬を飼っているにもかかわらず、犬と会話をしないヒトがいる。

あーっ、もったいねーッ!犬ってバカだと思っているから、エサをちらつかせてパブロフの犬よろしく訓練してやがる。ハイ、ごほうびとか言って。笑いますね。笑犬楼ですよ。ワハン、ワンワンワン。

思考の力にはタテのベクトルとヨコのベクトルがあってですね、つまりタテの思考とは勉強がエライとか漢字をよく知っているとかのこと。なんとかバカっていうでしょ。アレですよ。

ヨコの思考とは、すべての事象を関連づけられる能力のことで、3題噺が得意だったりすること。 犬は本質的にヨコの思考の動物で、ヒゲやら耳やら舌やらの感覚器官をすべて並列につないで思考できるのですよ。だからカシコイ。漢字は書けないけどね。

世界を臭うことができるのだ。 ヒトはあくまで、単発の感覚器官にたよるから、勉強しかできない。暗記しかできないわけ。そんなものは生物としての経験値にはならないのだ。地震でくずれさるビルのようなもの。